涙活（るいかつ）とは？
涙活（るいかつ）とは涙を流して泣く活動のことです。涙活は自分から進んで泣こうする活動のことを指します。「涙を流すのは悲しいことがあったとき」というイメージがありますが、悲しくなりたいから涙活をするというわけではありません。
涙活の効果とは？
「泣いたらスッキリした」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか？「涙を流す」と聞くとネガティブなイメージが先行してしまいますが、泣くことにはいろいろな良い効果があります。
涙を流すと副交感神経が活性化し、脳が癒され精神的なストレスの解消につながります。寝ているときやリラックスしているときと同様の効果が得られるとも言われていて、ひとつの健康法としても注目されていいます。
泣くことには美容効果もあります。涙にはコルチゾールが含まれていると言われています。コルチゾールはストレスに反応する物質で、涙を流すことで体内からコルチゾールを排出することになり、ストレス物質を減らすことにつながり、ストレスに起因する肌荒れなども防ぐことができます。また泣いたあとはエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンは脳内麻薬と呼ばれるもので、ストレスや痛みを和らげる効果があります。
涙にはドライアイを抑制する効果があるとも言われています。ドライアイは涙が少ないことで目が乾いてしまう状態のことで、日本では2000万人がドライアイの疑いがあると言われています。涙は目の表面のカバーのような役割をしているため、泣くことでドライアイが防げると言われています。
涙を流すことで人間関係を良好にしたり、感情調整をしやすくなります。誰かと一緒にいるときに涙を流すことで、相手が自分の感情に気付いて、気持ちを汲もうと働きかけてくれます。さらに相手と一緒に泣けば感情の深い階層で結びつきができ、仲を深めることにつながります。
人はどんなときに泣くのか？
人は3種類の涙を流すと言われています。目に潤いを与えて目の機能を保護する基礎分泌の涙と、目にゴミが入ったときなどの外部刺激による反射の涙と、感動したり悲しかったりして感情が高ぶることで流す感情による涙です。
涙活の方法
涙活をするために、家や静かな場所で心を落ち着けてリラックスしましょう。
涙活には「感情による涙」を流す必要があります。感動したり悲しい気持ちになって感情的な涙を流すことで涙活の効果を得られます。あくびをして泣いたり、痛いことをして泣いたりしてもストレス軽減にはつながりません。周囲を気にかけていては感情移入が難しいため、人目を気にせず心置きなく泣ける環境を選びましょう。
涙活の方法でおすすめなのは映画鑑賞です。「泣ける映画」というジャンルもあるため、家でくつろぎながら映画の世界に入り込み、我慢せずに涙を流しましょう。映画やドラマだけでなく、泣ける小説や泣ける話、泣ける曲などもあります。自分に合った方法で涙活をしてみましょう。
