悩んだら誰に相談する?おすすめの相談相手を紹介

相談相手悩み・相談

あなたは悩み事があったとき誰に相談しますか?

信頼できる相手に相談して悩みを解決するのが一番ですが、身近に相談できる人がいなかったり、相談してすぐにスッキリ解決できないこともあるのではないでしょうか?

そんな方のためにこの記事では、おすすめの悩み相談相手を紹介します。

おすすめの相談相手 – 身近な人編

まずはもっとも無難な相談相手である身近な人に相談する場合を考えていきましょう。

両親に相談

母親や父親を悩み相談の相手に選ぶのはとても有効です。一般的な両親であれば子どもに愛情を注いでおり、子どもが困っているのであればどんなことでも助けてあげたいと考えています。

相談者である自分の気持ちを汲んでくれる可能性が高く、何か対処が必要な悩み事があった場合には問題解決の手助けをしてくれるため、話を聴いてくれる・問題解決に動いてくれるという点から理想の相談相手と言えます。

しかし自分の親には相談できない悩み事というのもたくさん存在します。相談したら心配をかけてしまうかもしれない、こんな内容は相談できないと考えて両親への相談ができないこともあるでしょう。そもそも親が悩みの原因ということもありえます。

両親への悩み相談はおすすめですが、両親に相談できない場合は他の人に相談することも考えてみると良いでしょう。

兄弟に相談

お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、妹など、兄弟に悩み相談するのもおすすめです。家族であるという繋がりはとても強いもので、両親と違って年齢も離れていないため会話しやすい相手となります。

特にお兄ちゃんやお姉ちゃんであれば、自分よりも数年先を歩いているだけあって過去に同じ悩みを抱えていたり、親身に相談に乗ってくれる可能性が高くなります。弟や妹に悩み相談をするのは年長者としては気が引けるかもしれませんが、ちょっとしたグチを聞いてもらったりするのにちょうど良いでしょう。

しかし兄弟への相談も意外と難しいもので、身近な相手だからこそ話しにくい内容があったり、兄弟といえど相談するほど仲が良いわけでもなかったり、性別が違うとまったく共感されなかったり。

兄弟への悩み相談は、身近で話しやすいという点ではとても有効ですが、実際は相談できないということも多いでしょう。

祖父母に相談

おじいちゃん、おばあちゃんに悩み相談するという選択肢もあります。身近な人の中ではもっとも年齢が高いため人生経験も豊富で、まったく別角度からのアドバイスがもらえるかもしれません。

一般的なおじいちゃんおばあちゃんは孫を可愛がります。孫が悩んでいると知ったら積極的に話を聴いてくれるでしょうし、親身になってくれるでしょう。人生の大先輩ということもあり高齢ならではの視点で意見をもらえるかもしれません。

しかし基本的に話は合いません。悩みの内容は時代の流れに応じて変わってくるもので、祖父母が自分と同じ悩みを抱えていたとは限りません。年齢が離れているぶん相談者と考え方が根本的に違ったり、そもそも一緒に住んでいないので会話の機会がなかったりということも考えられます。

悩み解決のための相手というよりは、良き聞き手として祖父母への相談を検討してみてもいいでしょう。

恋人や配偶者に相談

恋人や配偶者に悩み相談するのもおすすめです。一緒に住んでいる相手もしくは頻繁に会う相手なので、お互いの生活や考え方を理解していて話に共感してくれると考えられます。

たとえ自分個人の悩み事であっても、何かしらの形でその悩みが恋人や配偶者にも影響を与える可能性が高く、相談すれば一緒にその悩みについて考えてくれるでしょう。

性別が違うため完全な理解を得られなかったり、悩みの原因が恋人や配偶者だったりする場合もあるので一概には言えませんが、基本的にどんな種類の悩みでも恋人や配偶者に話せるのであれば話した方が最終的に良い結果となる可能性が高いと考えられます。

友達に相談

友達は悩み相談の相手として超定番です。基本的に気が合う人や仲の良い人としか友達にはならないので、ほどよく話を聴いてくれて、ほどよくアドバイスをしてくれる良き相談相手となるでしょう。

家族とは違って、友人は身近・年齢が近い・血縁関係がないといった利点があります。自分と同じような目線で、比較的似たような考え方を持っているため、ちょうど良い意見やアドバイスをもらえる可能性が高いです。興味を持って話を聴いてくれたり問題解決の手助けをしてくれたりすることもあります。

しかし友人の性格や関係性によっては「真剣な悩みは話せない」「ろくに話を聴いてくれない」「なんでも自分の意見を押し付けてくる」ということもあるので、友人といえど相手や相談内容の選別をしてから相談した方が良いということも考えられます。

ペットに相談

犬や猫など、飼っているペットに悩み相談をするという選択肢があります。

犬を飼っている人に実施した「親しい人間と犬だったらどちらの方が良い相談相手だと思うか」というイギリスの調査では、80%の人が「犬の方が良い相談相手だ」と回答したというデータもあるようです。

人に相談した場合は自分の話を聴いてくれなかったり、相手の言いたいことをひたすら聞くことになったりする可能性が考えられます。一方でペットは喋りません。犬などの大人しい動物であればじっくり話を聴いてくれます。会話の内容が意図しないところで誰かに伝わったりするリスクもありません。

アドバイスをしてもらったり問題解決の手助けをしてもらったりすることは不可能ですが、聞き上手な相手として相談に乗ってもらっても良いでしょう。

 

おすすめの相談相手 – オンライン編

相談相手として有効なのは身近な人だけではありません。現代ではオンライン上のさまざまなツールを使って相談することも可能なので、オンラインで相談できる相手を見ていきましょう。

電話相談サービスを利用

電話相談サービスを利用すれば、いつでもどこでも専門の相談員が話を聴いてくれます。匿名で無料で気軽に相談できるため、悩んだらすぐに相談してみるのも良いでしょう。

電話相談サービスはたくさんあり、死にたい気持ちを吐き出すためのものや、グチを聞いてくれるもの、法律のプロがおこなっている相談サービスなど、いろいろな種類があります。専門の相談員が話を聴いてくれるため、身近な人に相談するよりも聞き上手です。

しかし電話が繋がりにくいという報告も多いため、いざというとき頼れないこともあります。基本的には何か問題が起こっても自分の元に駆けつけてくれるわけではないので、身近な人よりも問題解決までの道のりが長くなりがちです。

チャット相談サービスを利用

チャットを使って悩みを相談できるサービスが増えています。専門の相談員が返信してくれるサービスや、一般の人が返信してくれるサービスなど色々な種類があります。SNSカウンセリングと呼ばれるようなサービスではラインを使って簡単に相談できます。

チャット相談サービスは、無料で匿名で気軽に相談できるのが利点です。メッセージ形式で会話できるので話をするのが苦手な人でも相談することができます。自分の口で話さなければ相談できない方法が多い中で、チャット相談はとても便利で時代に合った方法といえます。

しかし専門の相談員が話を聴いてくれるサービスは全然繋がらなかったり、一般の人が話を聴いてくれるサービスはじっくり話せなかったりという課題もあり、チャット相談サービスだけ使えば悩みを解決できるというケースはあまり多くありません。

SNSを使って相談

ツイッターやFacebookや他のSNSを使って悩み相談することも有効です。現実の友達ではない相手であれば、良くも悪くも他人なのでほどよい距離感を保ったまま相談することができます。

自分と同じ悩みを抱えている人だけを選んで相談することも可能で、現実の繋がりとは切り離して話をすることができるので、ほどよい共感をもらえたり具体的なアドバイスがもらえることもあります。

しかしあくまでもネット上の繋がりなので、わざと傷つけてくるような人や全然親身に話を聴いてくれない人もたくさんいます。それなりに割り切った気持ちをもって利用するか、信頼できるネット友達にだけ相談するといった方法が良いかもしれません。

 

おすすめの相談相手 – 学校編

学校に通っている人には色々な相談先が用意されています。若者ならではの悩みや学校に関する悩みを専門としている機関もあり、学生や保護者であれば良い相談相手となるでしょう。

学校の先生に相談

先生は学生にとってもっとも身近な存在であり、相談相手に向いています。小学生、中学生、高校生であれば担任の先生がいて、関わる機会も多いので学校にいる大人の中では比較的相談しやすいでしょう。

学校の先生は通っている学校の事情に詳しく、一般的な子どもの悩みをよく知っています。自分が抱えている悩みに対して適切な助言をしてくれたり、悩みの原因が学校にある場合はそれなりの対応をしてくれるはずです。

しかし先生によってはまったく相談相手にならない場合もあります。先生は基本的に忙しいため時間がありません。まったく話を聴いてくれなかったり自分の気持ちを理解してくれなかったりする人もたくさんいて、ひどい場合だと下手な対応をされて結果的に悩みが大きくなってしまう可能性も考えられます。

担任の先生がダメなら学年主任、学年主任がダメなら校長先生というように、同じ学校の先生でも色々な役職の人に掛け合ってみるのもおすすめです。

学校にある相談窓口に相談

学校にある相談窓口に行ってみるのも有効です。ほとんどの学校には専門の相談窓口が用意されています。小学校、中学校、高校であれば保健室で悩みを相談したり、スクールカウンセラーに相談したりできます。専門学校や大学でも相談センターが設けられていることがほとんどです。

学校の相談窓口は、距離感と対応のバランスがちょうど良いといえます。資格を持っているカウンセラーが話を聴いてくれることがほとんどで、しっかりとしたカウンセリングを受けることができます。学校や家庭における悩みで何かしらの対処が必要になった場合は適切な対応をしてくれます。

しかし自分の学校の場合はどこに相談すれば良いのかわかりにくかったり、相談するということに抵抗感があることが考えられます。学校に設置されている機関なので、相談室に入っていくところを友達に見られたくないとか、カウンセリングを受けるほどの悩みではないと判断してしまうとか、ちょっとした心理的な壁を感じる人も少なくないでしょう。

学校にある相談窓口は学生のどんな話でも聴いてくれますし、相手はプロなのでこれ以上ないほど適切な相談相手です。

教育委員会の相談窓口

学生もしくはその保護者が学校以外の場所で相談したい場合、教育委員会が用意している窓口に相談するのもおすすめです。教育委員会は都道府県や市区町村ごとに設置されており、「○○県 教育委員会 相談」というワードで検索をすると、お住まいの地域専用の相談窓口が表示されます。

通っている学校とは別の組織なので、問題が発生した際は物事を客観的に考えてくれます。学校生活、いじめ、不登校、子育てなどそれぞれ専用の窓口が用意されている場合もあるので、より具体的な相談にも乗ってくれます。また学校に関する悩みだけでなく、学生の悩みであればどんなことでも聴いてくれる窓口もあります。地域によって、電話やメールやSNSなどあらゆるツールからの相談を受け付けているので、相談しにということはありません。

しかし学校よりも上に位置する組織のため、学校に直接的な問題がある際に適切な対応がしづらい体制であるとも考えられます。各都道府県の方針や、相談員の対応にもばらつきがあるので、問題が解決されると思って頼りすぎるのは良くない場合もあります。

 

おすすめの相談相手 – 社会人編

学生専門の相談先があるように、社会人・学生でない人が相談できる相手もたくさんいます。仕事などの悩みを相談する相手として検討してみましょう。

同僚に相談

仕事の悩みやグチについて、同僚に相談することはおすすめです。同じ職場で働いていて仕事内容についても理解があるため、話をしやすく共感も得られやすいでしょう。主婦の場合は、習いごとでの顔見知りやママ友などに相談するのもおすすめです。

しかしあまり仕事と関係ない話題は相談しづらい場合もあります。仕事に関係する話でも、誰かに聞かれたり不本意なウワサが広がってしまうリスクもあります。共感を得られたり問題を解決できる可能性も高い分、それなりの難しさもあるでしょう。

上司に相談

仕事の悩みであれば、基本的には上司に相談するのが最善です。たいていの上司は年齢も経験も自分より上なので、仕事に関する問題の解決手順を知っていたりします。会社への影響力もあるので、職場環境や人間関係のトラブルがあったとき適切な対処がしやすい存在であるといえます。

しかし上司の性格や関係値によっては相談しようという気が起きないケースもあるため、相手や内容は選んだ方が良いでしょう。

社内の相談窓口に相談

多くの会社では、社内に相談できる組織や人を設置しています。大手であれば専用の相談窓口やハラスメント相談窓口があったり、中小企業でも総務や人事の方が社内のあらゆる問題を聞いてくれます。社内の窓口なのでプライベートの悩みには対応してくれないことも多いですが、会社や仕事に関する悩みであればしっかり話を聴いてくれます。

しかしカウンセリングではなくトラブル対応的な要素が強いので、ちょっとしたグチを話したり共感してもらったりするのは難しい場合もあります。「こういう問題がある」「こうしてほしい」という具体的な相談であれば対応してくれることもあるので何か解決したいことがあれば相談してみましょう。

総合労働相談コーナー

厚生労働省が用意している窓口に相談するのもおすすめです。総合労働相談コーナーというものが全国各地に用意されていて、採用、解雇、パワハラなど仕事に関する悩みを電話相談で受け付けてくれます。さらに、厚生労働省が用意しているこころの耳というサイトからはSNSを利用した相談などもできます。

匿名で利用ができる場合がほとんどなので、比較的気軽に相談しやすいといえます。社内の窓口で相談するのはいろいろ懸念点が多いという人は、こういった国や地方自治体が管理している相談窓口で話を聴いてもらうという選択肢もおすすめです。

 

カウンセラーに相談

すべての人に当てはまる理想の相談相手はカウンセラーです。カウンセラーはどんな悩みでも聴いてくれます。必ず自分の気持ちに寄り添ってくれるので、悩みの大小に関わらずどんな場合でもカウンセラーへの相談は検討してみて良いでしょう。

学校や職場に関する具体的なトラブル対応などカウンセラーが介入しづらい状況もありますが、悩みの内容によって適切な対応をしてくれたり解決策を一緒に考えてくれたりする場合もあるので、悩みがある方はお近くの心療内科を探してみましょう。

誰にも話せないと思っている内容でも、実は話を聴いてくれる人がたくさんいます。

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